有機微量元素分析装置 CE-440M
CHN/O/S Elemental Analyzer
米国Exeter Analytical Inc.(EAI)社製の有機微量元素分析装置です。
自動有機元素分析装置のパイオニアとして海外メーカー唯一の横型装置を50年以上製造し続けています。
横型装置のメリットを活かせる白金製のボート形試料容器を用いて灰分測定も可能な手動モデルです。
ハロゲンやアルカリ金属等の妨害元素を含有した試料でも標準仕様で精度の高い分析結果が得られるとご好評を頂いております。
あらゆる試料で最高のパフォーマンスを提供いたします。
特 長
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迅速分析 5分(CHN)
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横型密閉燃焼方式
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純酸素雰囲気での完全燃焼
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差動熱伝導度測定方式
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高い再現性/精度/感度
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低いランニングコスト
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Windows PCによる簡単操作
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灰分測定
測定原理
- 試料を入れた容器は、手動または自動で横型燃焼炉へ導入され、
- 純酸素中で完全燃焼されます。燃焼温度はスズカプセルを使用すると発熱反応により1800℃以上となります。燃焼ガスはタングステン酸銀/酸化マグネシウム/酸化銀などの試薬各層を通りハロゲン、硫黄、リンなどが取り除かれ、CO2、H2O、N2及び窒素酸化物となります。
- さらに還元銅を通過することで、窒素酸化物はN2に還元され、余分な酸素も取り除かれます。
- その後、恒温恒圧下で均一化されます。
- 均一化されたガスは3組の熱伝導度検出器に送り込まれ、最初にH2Oが除去されその差が水素量として検出され、次にCO2が除去されその差が炭素量として検出され、最後に残ったN2ガスが窒素量として検出されます。
- 硫黄(CNS同時測定)と酸素はそれぞれ専用の燃焼管と還元管等に交換して測定します。
測定例
フッ素含有試料の測定例
試料名:C18H9F12O3P
理論値:C=40.62%、H=1.70%、N=0%、F=42.84%、P=5.82%
構造式:
重量(μg) | C% | H% | N% | 測定装置 |
2056.6 | 40.35 | 2.04 | 1.76 | 他社横型装置 |
1535.1 | 40.50 | 2.25 | 1.61 | 他社横型装置 |
1708.8 | 40.46 | 1.54 | 0.02 | CE-440M |
1420.6 | 40.51 | 1.61 | 0.11 | CE-440M |
他社横型装置ではフッ素の影響で窒素が含まれていない試料でもどうしても出てしまったが、CE-440ではすべて許容誤差範囲に入っています。
仕 様
測定元素: CHN/S/O
燃焼方式: 横型密閉方式
測定方式: 差動熱伝導度方式
試料容器: スズカプセル等
試料量: 通常1-5mg、最大500mg
測定時間: 5分(CHN測定)
精度: ±0.3%以内
測定範囲: 100ppm~100%
検出感度: TCD ±1μV
制御: Windows PC
自動測定: 64試料(CE-440F)
使用電源: AC110V 50/60Hz 10A
寸法: 81(W) x 71(D) x 33(H) cm(CE-440M)
重量: 57kg(CE-440M)
※装置の作動には別途以下が必要となります。
ヘリウムガス(99.995%以上) 、酸素ガス(99.995%以上)、ガス用減圧弁及び導管